J1の京都サンガF.C.でプレーする原大智(はらたいち)選手。
191cmの恵まれた体格からは想像できないテクニカルで細やかなボール扱いが出来るプレースタイルの持ち主です。
基本的に前のポジションならどこでもこなせちゃう、言うならば「味方ならすごく頼もしい、敵ならかなり厄介」なプレイヤーです。
そんな原大智選手のプレースタイルや適正ポジション、過去の経歴まで徹底的に調査しました。
目次
原大智選手のプレースタイルは?
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原大智選手は191cmと恵まれた体格から織りなすダイナミックなプレースタイルの持ち主ですが、足元の技術も非常に高く、両足遜色なくボールを扱うことができます。
特に2025シーズンにおいてはサイドからのクロスボールからアシストを量産しています。
印象的なのは鹿島アントラーズ vs 京都サンガの1-2と京都サンガが1点を追う展開で、左サイドから完璧なクロスで同点ゴールを演出しました。
味方の動きを見て完璧なタイミングで完璧なボールをゴール前に供給出来るクロスのスキルは日本人においてもトップクラスで、それが191cmの巨人から飛んでくるのならばディフェンダーは一瞬の気も抜けないですよね。
もちろん長身を活かしたプレーも一級品で、ロングボールのターゲットマンとして前線に君臨しており、2025年7月6日時点においては空中戦勝利数が125回とJ1リーグにおいて1位の勝利数を記録しています。
2024年シーズンは8得点を記録していますが、頭からも3得点記録しています。
原大智選手の出来るポジション
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主にセンターフォワードが主戦場ですが、所属している京都サンガでは左ウィングを務めることが多いです。
昔はサイドから起点となり攻撃を組み立てることが多かったようですが、海外移籍の経験が転機となり、191cmの長身を活かしたポストプレーにも磨きがかかりました。
サイドから供給される高精度なクロスボールを見ると「たまたま蹴ったら繋がった」ではなく明らかに練習の賜物感があります。
それくらいクロスボールの質が良く、過去のサイドからの起点作りのプレー経験が今とても活きているんだと思います。
もちろんセンターフォワードとしてのスキルは言うまでもなく、上記で記述の通り空中戦勝利数はJ1リーグで最多を記録していますが、昔は意外にもセンターフォワードとしてターゲットになるようなポストプレーは得意ではありませんでした。
そもそも、原大智選手はサイドからダイアゴナルに走り込んで得点を決めるプレーが得意だったのですが、高校時代の成長期に急激に身長が伸びたことで、長身を生かしたプレーは「後から付いてきた」特長のようですね。
また、個人的な感覚ですが、中盤まで下がってボールをもらうことのできるフォワードは優れた選手が多いと思っていて、原選手もそのようなプレーができる選手です。
鹿島の鈴木優磨選手も中盤でボールを受けてサイドに散らすプレーをよくしていますよね。
ディフェンダーからすると前線の選手が中盤まで下がってきて動き回られるので、ディフェンダはマークを外しやすく、相手にとっては非常に対応しづらい存在だと言えます。
日本には中々いない超ハイスペックなセンターフォワードと言えるでしょう。
原大智選手の経歴
小学校〜高校時代
| 小学校 | 多摩平Jr.SC(FC東京サッカースクール) |
| 中学校 | FC東京U-15むさし |
| 高校 | FC東京U-18 |
原大智選手は東京都日野市出身のサッカー選手です。
小学校は多摩平Jr.SCに所属しながらFC東京サッカースクールにも通っていました。
中学校はFC東京U-15むさし、高校はFC東京U-18へと昇格し2017年にはトップチームへ二種登録されました。
FC東京U-15むさしは数多くのプロ選手を輩出している超名門クラブで、FC東京U-18への昇格を逃したものの、FC東京U-15むさしから高体連経由でプロになった選手はかなり多いです。
川崎フロンターレの三浦颯太選手や、FC町田ゼルビアの白崎凌兵選手もFC東京U-15むさしの出身です。
FC東京U-18時代には、スペインのバルセロナから加入した、あの久保建英選手と2トップを組んでいた経験があります。
「久保建英選手の存在によって基準が上がった」と語るほど、原大智選手にとって久保建英選手の存在はとても大きかったようですね。
久保建英選手と2トップを組んだ2017年のクラブユース選手権では優勝を経験し、FC東京U-18の2連覇に貢献、自身は6得点を挙げ大会得点王となる成績を残しました。
| 順位 | 選手名 | 所蔵チーム | 得点 |
| 1 | 原大智 | FC東京U-18 | 6 |
| 1 | 池田匠吾 | ガンバ大阪ユース | 6 |
| 3 | 和田響稀 | 湘南ベルマーレユース | 5 |
| 3 | 庄司一輝 | アビスパ福岡U-18 | 5 |
| 5 | 佐藤大樹 | 北海道コンサドーレ札幌U-18 | 4 |
| 5 | 宮代大聖 | 川崎フロンターレU-18 | 4 |
| 5 | 井澤春輝 | 浦和レッズユース | 4 |
| 5 | 北島祐二 | アビスパ福岡U-18 | 4 |
| 9 | 小林幹 | FC東京U-18 | 3 |
| 9 | 長倉幹樹 | 浦和レッズユース | 3 |
| 9 | 清田奈央弥 | ジュビロ磐田U-18 | 3 |
| 9 | 白井陽斗 | ガンバ大阪ユース | 3 |
| 9 | 佐々木大樹 | ヴィッセル神戸U-18 | 3 |
プロ入り後の経歴
| 2018年〜2020年 | FC東京 |
| 2021年 | NKイストラ1961(クロアチア) |
| 2021年、2022年〜2023年 | アラベス(スペイン) |
| 2021年〜2022年、2022年〜2023年 | シント=トロイデン(ベルギー) |
| 2023年〜 | 京都サンガF.C. |
原大智選手の経歴で目に留まるのが、若くして海外クラブの経験が豊富であることです。
18歳でトップチーム昇格後、21歳でクロアチアのNKイストラ1961というクラブに移籍し、そこから約2年で3つのクラブを渡り歩いています。
平均して1年未満で移籍を繰り返しているのはかなり速いペースですが、どことなく移籍のペース的には海外クラブっぽいなぁと感じてしまいますよね。
原大智選手はトップチーム昇格後の3年間はFC東京U-23に所属し、主にJ3を舞台に経験を積んできました。
プロ4年目のシーズンはトップチームで試合に出場していましたが、そのシーズンの2月にNKイストラ1961への海外移籍が発表されました。
FC東京からすると、小さい頃から育ててきた選手がようやくプロの世界で活躍し、これからもっと成長して行くであろうタイミングの移籍だったので、選手の成長したいという考えを尊重して移籍を容認したものの複雑な気持ちだったでしょう。
ただ、21歳は年齢的に考えると大学の3回生。社会の経験もなくアルバイトばかりして遊んでいた当時の私と比べると、比較にもならないくらい大きな決断をされ、異国の地で仕事をすることを選択されたメンタルや向上心は凄まじいものがありますね。
まだ年齢は26歳なので、これからもっと成長していずれは海外のクラブにカムバックするんじゃないかと思っています。
京都サンガサポーターの私としては少し複雑な心境ですが、選手のチャレンジを妨げてまで戦力を保持してほしいとは京都サンガに求めていないので、チャンスがあればどんどん大きなことにチャレンジしてほしいです。
栄養や健康に気を付けての食かと思いきや、グルメの食にお金をかけているのは意外ですね!
原大智選手の通算ゴール数
| FC東京U-23 | 2017年:5ゴール 2018年:4ゴール 2019年:19ゴール |
| FC東京 | 2020年:3ゴール |
| NKイストラ1961 | 2021年:リーグ戦 2ゴール、カップ戦 6ゴール |
| デポルティーポ・アラベス | 2022年:リーグ戦 1ゴール、カップ戦 1ゴール |
| シント=トロイデン | 2021年〜2022年:8ゴール |
2019年のFC東京U-23所属時にJ3リーグで19点を記録し得点王になったことを評価され、2020年シーズンはトップチームで試合に出場し26試合で3ゴールをマーク。
NKイストラ1961ではカップ戦で大会得点王となる6ゴール、シント=トロイデンの2021年〜2022年シーズンでは8ゴールをマークし、チーム内得点王となりました。
数字から見てわかるようにめちゃくちゃ得点をとってきた選手ではありませんが、2019年に20歳で19点を記録しJ3リーグの得点王になったことは、J3リーグのレベルから見ても衝撃的な数字です。
今のJリーグは、J1,J2,J3全体を見てもレベルの差に大きな広がりはないと感じていますが、なぜこのレベルの選手がJ3でプレーしているんだ?という状態だったと思います。
そのくらい、20歳にしては異次元の成績で、原大智選手のポテンシャルが大爆発したシーズンとなりました。
原選手のゴール記録を見て思うのは、要所でしっかり得点という結果を残していることが挙げられるのではと思います。
NKイストラ1961やデポルティーポ・アラベスではあまり出場時間に恵まれませんでしたが、得点という結果は残していますよね。
原大智選手の京都サンガF.C.での成績
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| 京都での成績 | ||||
| シーズン | 出場試合数 | 出場時間 | ゴール数 | アシスト数 |
| 2023 | 13 | 957 | 7 | 4 |
| 2024 | 37 | 3212 | 8 | 2 |
| 2025 | 34 | 2868 | 5 | 8 |
原大智選手は2023年の7月に京都サンガへの移籍が発表されました。
加入してからの序盤戦はチームにフィットするのに時間がかかりましたが、尻上がりにコンディションも整い、2023年は13試合で7ゴールの大活躍で京都サンガのJ1残留に大きく貢献しました。
| 原大智選手加入前の京都サンガの戦績 | 【第1節〜第20節】 6勝2分12負 |
勝率30% 負率60% |
| 原大智選手加入後の京都サンガの戦績 | 【第21節〜第34節】 6勝2分6負 |
勝率42% 負率42% |
加入前と加入後では少し勝率が上がっており、負ける確率も加入後では下がっています。
原大智選手の加入がチームとして良い方向に進んでいった全ての要因ではないと思いますが、チームにプラスの影響を与えたことは間違いありません。
まさに京都サンガの救世主となった原大智選手。
2023年シーズンは序盤戦から苦戦を強いられ、リーグ戦6連敗も喫したこともあり、降格間違いなしだったところにやって来た原大智選手ですが、ここまでの活躍は想像していませんでした。
京都サンガはJリーグの中でも特殊なサッカーをするチームで、戦術理解が追いつかないのか、新加入選手はチームのやり方にフィットするのに時間がかかる傾向があります。
原大智選手も最初こそフィットするのに時間がかかりましたが、チームにフィットしてくると、あれよあれよと得点をバンバン決めてくれました。
加入に懐疑的な声もありましたが、そんな批判も吹き飛ばすくらいの大車輪の活躍を見せてくれました。
2024年シーズンは8ゴールにとどまったもののリーグ戦37試合に出場し、京都サンガのJ1残留に貢献しました。
2025シーズンも左のウィングの一番手としてチームの主力として活躍します。
このシーズン、京都のエースであるラファエルエリアス選手は18ゴールを記録し、得点ランキング2位となりましたが、そのゴールの多くは原選手のアシストから生まれたものでした。
それは数字にも表れており、ゴール数は5ゴールと昨年より減少したものの、アシスト数は8を記録し、フォワードの選手としてはかなり多い数字です。
JリーグMVPを獲得した早川選手も反応しずらいほど精度の高いクロスボールで、鹿島の守備陣を完全に崩す完璧なクロスでしたよね。
京都の大躍進は、原選手の活躍なくしては成し遂げられなかったと言えるのではないかと思います。
原大智選手の日本代表歴
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| U-18日本代表 | 2017年 SBSカップ 国際ユースサッカー 2017年 U19-Four Nations(カタール) 2017年 AFC U-19選手権2018予選 |
| U-19日本代表 | 2018年 インドネシア遠征 2018年 ロシア遠征 2018年 メキシコ遠征 2018年 AFC U-19選手権2018 |
| U-20日本代表 | 2019年 欧州遠征 2019年 FIFA U-20ワールドカップ |
| 日本代表 | 2025年 EAFF E-1サッカー選手権 |
原大智選手は各世代の日本代表に選出された経験があります。
大会や遠征があるごとに選出されているので、世代の日本代表では常連組でした。
特にU-19日本代表では4回も選出されているので、3ヶ月ごとに日本代表に選出されている計算になりますので、かなり忙しいシーズンを送られたのではないでしょうか。
2025年の東アジアE-1サッカー選手権に初めて日本代表に選出されました。
その時のコメントが京都サンガサポーターの間で話題になっています。
「!」が多くてコメントから嬉しい気持ちが滲み出て、これは京都サンガファンの間でも話題になりました。そりゃ嬉しいですよね。
そんなコメントがファン・サポーターからも好評で、嬉しい気持ちを素直に表現できる子供っぽい一面も持ち合わせている原大智選手です。
各世代の代表に選出されながもフル代表は初の選出となりますので、日本の勝利のためにぜひゴールを決めてもらいたいですね。
原大智選手のまとめ
- 191cmと恵まれた体格から織りなすダイナミックなプレースタイルの持ち主
- 長身からは想像できないしなやかな動きや、サイドからのクロスも得意なプレーとしている
- センターフォワードだけでなく、サイドでのプレーも対応できる
- FC東京U-18からトップチームへ昇格
- 若くして海外クラブでの経験が豊富
- 2023年7月に京都サンガへ移籍し、J1残留に大きく貢献
- 2025年の東アジアE-1サッカー選手権に初めて日本代表に選出された。
長身で前線のポジションならどこでもこなせちゃう原大智選手をご紹介しました。
まだまだ若いので、今後の成長や日本代表での活躍に期待がかかります。
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